知らないことが多い。

事件のニュースに関しても、歴史に関しても、情報を摂れば摂るほど真実がわからなくなっていく。

俺は何を知っているんだ、という気になってくる。

でも、そもそも真実を知ることはできないのかもしれない。

知るということは真実を手に入れることとは別で、自分の立場を定めること、そのものに対しての見解を持ち合わせることに過ぎないのではないか。

脆い足場のまま歩いていくのか、ガチンパチンと固めながら歩いていくのかを決められないまま、そこに立ち止まったままだ。