測り桃太郎
昔々あるところに、身長165cm、体重55キロのおじいさんと、身長150cm、体重48キロのおばあさんが築40年の家に住んでおりました。
身長165cmのおじいさんは標高800mの山へ時速4kmの速さで芝刈りに、身長150cmのおばあさんは水深3mの川へ時速3kmの速さで洗濯に行きました。
おばあさんが水深3mの川で2回に分けて洗濯をしていると、川上から15kgの桃が時速10kmのスピードで、どんぶらこどんぶらこと3拍子で流れてきました。おばあさんは驚き3.5cm飛び上がり2kcal消費しました。
おじいさんとおばあさんはその桃を刃渡り15cmの包丁で切ってみると、中から男の子がオギャー、オギャーと80デシベルの大声で泣きながら生まれてきました。
おじいさんとおばあさんは、その子に桃太郎という24画の名前をつけました。
桃太郎は保育園の2年間と小学校の6年間をすくすくと育ち、身長175センチ、体重68キロ、上から90、75、92の立派な体格に成長しました。
桃太郎はある日「僕、鬼が島に行って鬼を退治してきます」と50デシベルの声で言いましたが、おじいさんとおばあさんは聴力が両耳70デシベルまで落ちていたので聴き取るのに苦労しました。
おばあさんは「桃太郎や、この1パック4本入り298円のきびだんごを持っておいき」と言いましたが、桃太郎は「いやいや、つくってくれないのかよ」とすねてしまいました。
おしまい
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